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連載・特集

広島世界平和ミッション 中国編 歴史を見つめて <8> 対話を重ね

 中国を巡る第二陣には、ある思いがあった。広島で被爆して戻った元中国人留学生に、海外にいても「原爆手当」が昨年から受けられるようになったことを知らせたい―。中国出身の広島大大学院生岳迅飛さん(32)=写真右=が旅の合間を縫って消息を求め、在韓被爆者の支援に取り組む井下春子さん(72)=同左=も協力した。メンバー四人は、日中戦争の惨劇を刻む南京で再度、ヒロシマを伝える場に臨み、日本語を学ぶ高校三年生たちと触れ合った。

(2004年8月2日朝刊掲載)

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