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朴大統領告発を松江地検不起訴 竹島上陸

 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が2005年に島根県の竹島(韓国名・独島(トクト))へ上陸したとして入管難民法違反(不法入国)の疑いで受理していた告発を、松江地検が「裁判権なし」として不起訴処分にしていたことが10日、分かった。処分は9日付。

 同地検は不起訴の理由を「外国の刑事裁判権を免除される対象は国際慣習上、国家元首にも及ぶと解されている」と説明。同年10月5日の上陸当時、朴大統領はハンナラ党(現セヌリ党)国防委員だったが「裁判権を行使するのが現在である以上現職の大統領に裁判権は及ばない」とした。

 東京の政治団体が2月21日に告発し、地検は3月26日付で受理していた。

(2013年9月11日朝刊掲載)

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