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連載・特集

広島世界平和ミッション 韓国編 過去、今、未来 <2> 日韓の被爆証言

 第二陣メンバーは、忠清南道瑞山市にある韓瑞大学で、日韓の被爆者がそろって原爆の威力と人間的な悲惨を証言し、学生たちと討論を交わした。

 韓国では、ヒロシマ・ナガサキの実態は教科書でも習うことがない。学生たちは日本の植民地支配の責任を問う一方、「原爆に遭ったのになぜ」と日本の対米重視の外交姿勢に疑問を呈した。広島からのメンバーは中国での「歴史認識」のやりとりを踏まえて応じ、議論は北朝鮮の核開発をめぐっても白熱した。

(2004年8月14日朝刊掲載)

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