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　山口県岩国市の米海兵隊岩国基地の周辺道路が工事車両で慢性的に渋滞している問題で、工事の発注元である中国四国防衛局は、今月中旬以降に基地内に車両の新たな待機場を設けることを明らかにした。

　防衛局によると、大型トレーラーを含む約４００台分を確保。資材チェックのゲートも２レーンから４レーンに増やす。１１月以降に本格化する基地内の住宅エリア工事については、資材チェックなしで車両を区域内へ入れることも検討しているという。

　防衛局は市側にもすでに説明しており、この日の市議会一般質問で、渋滞への対応を問われた桑原健二基地政策担当部長が防衛局の対応策を報告。「渋滞緩和に大きな効果が期待できる」との認識を示した。

　岩国基地では２０１７年ごろとされる艦載機移転受け入れに向けた工事が急ピッチで進んでいる。基地入り口で資材チェックを受ける工事車両が周辺道路にまで並び渋滞が深刻化していた。（大村隆）

（２０１３年９月１２日朝刊掲載）