×

連載・特集

広島世界平和ミッション フランス編 崩れぬ神話 <2> 背中合わせ 

 核エネルギー利用が原爆開発から始まったフランスでは、平和・軍事利用の境界はあいまいである。ミッション第三陣メンバーは、原子力発電所や使用済み核燃料再処理工場など原子力産業に支えられた北西部コタンタン半島のラ・アーグを訪問。再処理工場から抽出されたプルトニウムが、核兵器製造に使用されてきたことを知った。工場の周辺地域では、子どもたちに白血病が増えており、情報公開を求め市民グループ「怒れる母」も発足していた。メンバー宅を訪ね、母親たちの願いに耳を傾けた

(2004年9月14日朝刊掲載)

年別アーカイブ