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第3回平和祭 朗読劇で再現 18日に中区

 毎年8月6日に開かれる平和記念式典の前身となった1949年の第3回平和祭を朗読劇で再現し、現在につながる意義について語り合う集会が18日、広島市中区の合人社ウェンディひと・まちプラザである。日本都市計画学会中国四国支部の有志らでつくる実行委員会の主催。

 第3回平和祭は、連合国軍総司令部(GHQ)の代表を招いて現在の旧広島市民球場跡地付近で開かれた。この年は、広島平和記念都市建設法が成立。平和記念公園の設計コンペで建築家の故丹下健三氏のグループが選ばれた。原爆による壊滅と占領、復興を経て「平和都市」を築く原点となった。

 朗読劇の台本は、元広島大教授で実行委の石丸紀興代表たちが担当。第1幕では、出席者のあいさつ文の記録などを基に当時を可能な限り再現する。第2幕は実行委で解釈を加えた内容を演じる。両方を聞いた上で、時代背景を踏まえながら感想を述べ合う。午後2時半~6時。当日先着50人。無料。石丸さん☎082(223)7226。

(2021年12月17日朝刊掲載)

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