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「基地料理」自慢の腕振るう 岩国で大会 日米の調理隊員

 岩国市の米軍岩国基地や海上自衛隊岩国基地で調理を担当する隊員たちによる「国際ミリタリー料理競技大会」が17日、米軍岩国基地の隊員食堂であった。過酷な任務をこなす隊員の力の源となる料理の味や栄養バランスを競った。

 米海軍、米海兵隊、海上自衛隊が、それぞれ2人一組で挑んだ。前日から仕込んで臨み、前菜やメイン料理、デザートを組み合わせたコース料理を5時間で仕上げた。牛肉やパイナップルなど決められた食材をオーブンで焼いたり、ミキサーで砕いたり。話し合いながら手際よく皿に盛り付けた。

 基地内のレストランのシェフたち15人が審査した。1位には、ローストした牛肉にトマトのクリームソースを掛けた海兵隊チームが選ばれた。

 海兵隊のランディ・フォーンバーガージュニアさん(22)は「涙が出るくらいうれしい。自衛隊チームの調理の仕方で参考になる点があったので、今度挑戦したい」と笑顔で話した。(川村奈菜)

(2021年12月18日朝刊掲載)

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