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　岸田文雄首相（広島１区）は２０日の参院予算委員会で、２０２３年に日本で開かれる先進７カ国首脳会議（Ｇ７サミット）の開催地選定について、来年６月２６～２８日にドイツ南部バイエルン州で開かれるＧ７サミットまでに「適切に判断したい」と述べた。ドイツ政府が１４日に日程発表したことを踏まえた。立憲民主党の森本真治氏（参院広島）への答弁。

　福岡県・市や愛知県・名古屋市が名乗りを上げる中、森本氏は１１月に誘致を表明した広島県・市を推し、「（首相が早期実現を目指す）日米首脳会談で広島開催や被爆地訪問をバイデン大統領に要請してほしい」と求めた。

　首相は「世界の指導者に原爆の実相に触れてもらうことは重要で意義がある」と述べる一方、各自治体から開催地の立候補を募っている段階だとの説明にとどめた。

（２０２１年１２月２１日朝刊掲載）