×

ニュース

被爆樹木保存へ 広島市に20万円 中国四国博報堂と本社

 被爆樹木の保存に役立ててもらおうと、中国四国博報堂(広島市中区)と中国新聞社は21日、両社の共同企画「緑の伝言プロジェクト」で募った協賛金の一部20万円を市に寄付した。

 中国四国博報堂の国邑洋介メディアコンテンツビジネス局長と中国新聞社の橘高知樹地域ビジネス局長が広島国際会議場(中区)を訪れ、協賛企業11社からの寄付金を市国際平和推進部の村上慎一郎部長に手渡した。村上部長は「被爆者の高齢化で、被爆樹木の役割は年々大きくなっている。後世に残すため、寄付金を生かしたい」と述べた。

 プロジェクトは被爆60年の2005年に開始。毎年8月6日の中国新聞朝刊で被爆樹木を紹介する広告を掲載し、被爆樹木を巡るイベントも開いている。寄付金は今回を含めて累計360万円となった。

(2021年12月22日朝刊掲載)

年別アーカイブ