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連載・特集

広島世界平和ミッション 英国編 市民の力 <4> 被爆国の足元

 平和ミッション第三陣の一行は、リーズ市のリーズメトロポリタン大を訪れ、紛争地域や核保有国の学生、教職員らに被爆体験を伝え、イラク戦争や核保有をめぐって討議した。メンバーは、被爆国日本の核武装論やイラクへの自衛隊派遣についても意見を求められた。教職員の中には、日本国憲法に言及しながら「第二次世界大戦後、戦争しないと誓ったはずなのに」と、米国に追随する日本政府の姿勢を危惧(きぐ)する者もいた。日本への厳しい目線を感じる場となった。

(2004年10月5日朝刊掲載)

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