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核禁条約に署名・批准を 中区で街頭活動

 広島の被爆者7団体は22日、広島市中区の平和記念公園で、日本政府に核兵器禁止条約への署名・批准を求める街頭署名活動をした。日本被団協と連携し、1月22日の同条約発効後から署名を集めており、日本政府に政策転換を迫る。

 二つの県被団協や韓国原爆被害者対策特別委員会、県朝鮮人被爆者協議会などの計15人が、公園内のレストハウス近くで署名を集めた。今年は街頭活動を奇数月の22日にする計画だったが、新型コロナウイルスや雨の影響で中止が多く、締めくくりとしてこの日、署名を集めた。来年は偶数月の22日に活動する。

 署名は11月末までに、県内7団体が呼び掛けた52万6817筆を含めて計65万7174筆が集まった。日本被団協は21日、1次分として外務省に署名を提出した。7団体の取りまとめ役を担う広島被爆者団体連絡会議は「さらに署名を集め、条約の署名・批准に向けて被爆地選出の岸田文雄首相の背中を押したい」とした。

(2021年12月23日朝刊掲載)

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