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練習艦せとゆき除籍 海自呉基地で艦旗返納行事

 海上自衛隊呉地方総監部(呉市)は24日、就役から35年が経過した練習艦せとゆき(3050トン)を除籍した。地球42周分に及ぶという航海をこなし、耐用年数を迎えた。

 呉市昭和町の呉基地で自衛艦旗の返納行事があり、約210人が参加。最後の艦長となった秋野朝治2等海佐が、園田直紀呉地方総監に旗を手渡した。秋野艦長は「職責を全うできて光栄。長期出航中も若い隊員が笑顔で勤務してくれた」と感慨を込めた。

 せとゆきは1986年に就役し、佐世保基地(長崎県)と呉基地で護衛艦として活動。99年には海自と韓国海軍との初の日韓共同訓練に参加した。2012年から練習艦として使用された。(上木崇達)

(2021年12月25日朝刊掲載)

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