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50年後の広島 どんな街に 中区 市が若者の意見聞く会

 広島市は23日夜、街づくりについて若者の意見を聞く会を中区で開き、市内を中心に20~40歳の学生と社会人14人が出席した。

 14人は2グループに分かれ、50年先の広島について議論。「戦時遺構をVR(仮想現実)などで保存して歴史を伝える」「平和に関する歴史を歩いて学べる平和ロードを造ってはどうか」「都心と中山間地域に家を持ち、ボタン一つで自動運転の車で行き来する」などと意見を交わした。

 長期的な視点から都市計画を考える有識者の「都市マネジメント懇談会」が、市に年度内に提出する報告書に反映させるために企画した。呉高専専攻科1年の中村陸哉さん(21)=安芸区=は「同じ若者の意見を聞き、広島の個性や哲学は平和にあると感じた。年老いた自分が過ごしやすい街が理想」と話していた。(新山創)

(2021年12月25日朝刊掲載)

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