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原爆謝罪「こだわらず」 広島市長 オバマ氏訪問の場合

 広島市の松井一実市長は19日、オバマ米大統領の被爆地広島への訪問が実現した場合、原爆投下への謝罪には「こだわらない」との考えをあらためて示した。市議会一般質問で答えた。

 松井市長は「謝罪にこだわるのでなく、原爆資料館の視察や原爆慰霊碑への参拝を通じ、被爆者の体験や平和への思いを深く理解し、核兵器廃絶に向けた積極的な行動を強めてほしい」と述べた。

 オバマ氏は2009年11月に初めて日本を訪れた際、「(被爆地を)いつか訪問することができれば名誉だ」と発言した。日米両政府は、オバマ氏の来年春の訪日に向けて調整を進めており、被爆地訪問も焦点になっている。(岡田浩平)

(2013年9月20日朝刊掲載)

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