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地震で電源喪失 その時 中電が島根原発で訓練

 中国電力は19日、島根原子力発電所(松江市鹿島町)での事故を想定した総合訓練を実施した。中電や協力会社の社員約200人が参加した。

 山陰沖を震源とする震度6強の地震で全電源を喪失し、原子炉の冷却機能を失ったと想定。原発敷地内の管理事務所に緊急時対策本部を設置し、国や周辺自治体に通報したり、原子炉の状況を把握して指揮命令したりする手順を確認した。

 電源喪失への対応では原子炉の冷却ポンプなどを動かすため高圧発電機車3台から原発の電源盤にケーブルを接続する訓練もした。

 島根原発30キロ圏内の島根、鳥取両県と米子市を除く5市、原子力規制庁などの職員計24人が視察した。(明知隼二)

(2013年9月20日朝刊掲載)

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