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岸田外相「ケネディ大使」に期待表明 核廃絶で連携に意欲

 岸田文雄外相(広島1区)は20日の記者会見で、オバマ米大統領が次期駐日大使に指名しているキャロライン・ケネディ氏(55)について「核兵器のない世界への思いを共有し、ともに努力いただければと願っている」と述べ、大使就任に期待感を表した。

 ケネディ氏は19日、人事承認をめぐる米上院外交委員会の公聴会に出席。「日本こそ私の奉仕先」と日米関係強化への決意を示し、1978年の広島訪問で「心を大きく揺さぶられた」と回想した。

 この発言に対し、被爆地選出の岸田氏は「大変大きな、重たい発言」と歓迎。日米両国は「核兵器のない世界を目指すという目標を共有している」と強調し、ケネディ氏との連携に意欲を示した。

 また、着任後のケネディ氏の被爆地訪問について「広島、長崎を訪ね、被爆の実相に触れていただく機会があれば非常に意義あることだ」と期待した。(藤村潤平)

(2013年9月21日朝刊掲載)

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