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広島世界平和ミッション スペイン編 熱い息吹 <4> 列車爆破テロ

 米中枢同時テロから二年半後の今年三月十一日、首都マドリードは地獄と化した。列車爆破テロの被害に遭った三駅のうち、最も南側にあるサンタエウヘニア駅前には、小さな追悼碑ができていた。事件後、駅の周囲はキャンドルや花、追悼メッセージで埋め尽くされた。しかし生き残った利用客の心情に配慮し、最近になって碑として一カ所にまとめられた。平和ミッション第三陣メンバーは、事件現場を列車に乗ってたどり、市内のホテルでテロ被害者と話し合った。

(2004年10月20日朝刊掲載)

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