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連載・特集

広島世界平和ミッション スペイン編 熱い息吹 <5> 3・11犠牲者協会

 今年三月十一日のマドリードでの列車爆破テロ事件は、スペインで暮らす人々に平和な生活を脅かす暴力の恐怖をあらためて実感させた。そして事件をきっかけに平和を求め、活動を始めた若者たちもいた。

 平和ミッション第三陣メンバーは事件後に、被害者と遺族、彼らを支える人たちでつくる「3・11アトーチャ・テロリズム犠牲者協会」の若者たちと交流。今では事件現場の名残は薄れたものの追悼施設などがあの日を想起させるアトーチャ駅を一緒に歩いた。

(2004年10月21日朝刊掲載)

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