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免許延長不許可求め署名 上関原発埋め立て 山口県内で4団体 

 山口県の山本繁太郎知事が判断を1年程度先送りした中国電力上関原発建設予定地(上関町)の公有水面埋め立て免許延長申請について、「原発に反対する上関町民の会」など4団体が23日、不許可を求める街頭での署名活動を光市など県内4カ所で始めた。

 JR光駅前では光市職員たち12人が参加。「反対!! 上関原発計画」と書かれたのぼりを掲げ、通行人から署名を募った。

 安全性への疑問などから原発建設中止を求める4団体は、山本知事が3月の県議会定例会で、埋め立て免許延長の許可不許可の判断を1年程度先延ばしする考えを示したのに反発。4月から署名集めを始め、これまでに約5万人分を集めた。

 今回は、中電の延長申請から10月で1年になるのを機に、街頭での署名活動にも着手。29日も県内4カ所の街頭で活動するなど、10万人分の署名集めを目指している。

 原水爆禁止県民会議の中尾和正事務局次長(48)は「原発を不安に思う声を集め、県に不許可を迫りたい」としている。(井上龍太郎)

(2013年9月24日朝刊掲載)

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