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ミゲルキースが岩国基地に寄港 関係者、基地外に出ず

 「遠征洋上基地」と呼ばれる米海軍の大型艦船ミゲルキースが13日、岩国市の米軍岩国基地に寄港した。新型コロナウイルスの感染を防ぐため、関係者は基地外に出ないという。

 中国四国防衛局から市に入った連絡によると、米側は寄港目的を「補給などのため」としている。滞在期間は運用上、答えられないという。コロナ対策については「日米で取り決めたルールを順守し、万全にする」と説明している。市に事前の連絡はなかった。

 ミゲルキースは全長約240メートル。ヘリコプターを離着できる。船の位置情報を発信する船舶自動識別装置(AIS)によると、11日に韓国・鎮海を出港した。寄港は約3カ月ぶり。

 市は、基地を米軍艦の母港や定期的な寄港地にしないよう米側に求めている。市の山中法光基地政策担当部長は「今回は一時的な入港であり、定期的な寄港には当たらない」としている。

(2022年1月14日朝刊掲載)

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