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広島世界平和ミッション ウクライナ編 未来への模索 <7> 学生の声

 「ウクライナは核の平和利用の犠牲、日本は軍事利用の犠牲になった」。約二十人の学生や教職員から声が上がる。ウクライナ東部ハリコフ市にある東洋学・国際関係大学の「ハリコレギウム」。平和ミッション第四陣メンバーは、日本語科の学生らに被爆写真を見せるなど二校で平和授業をした。先に訪問した核大国ロシアの学生たちの間では、核抑止論が根強かった。が、非核保有の道を選んだ国の学生らは、政府の決断を積極的に支持。核廃絶実現に向け、共に手を携え合うことを誓った。

(2005年1月18日朝刊掲載)

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