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平和首長会議、核廃絶求めメッセージ 国連に届け出

 世界5736都市が加盟する平和首長会議(会長・松井一実広島市長)は、米ニューヨークで26日にあった、核軍縮に関する国連総会ハイレベル会合に合わせ、核兵器廃絶の取り組み強化を求めるメッセージを国連に届けた。

 各国が核兵器禁止条約の早期締結に向け、具体的な交渉を始めるよう促す内容。「被爆者の切実な思いを受け止めてほしい」と訴えている。ことし8月に広島市中区で開いた総会で採択した共同声明「ヒロシマアピール」も添えた。声明は、世界の為政者に広島、長崎への訪問を求めている。

 メッセージは、ハイレベル会合の傍聴のため現地を訪れた、同会議事務局の広島平和文化センターの小溝泰義理事長が、国連本部でアンジェラ・ケイン軍縮担当上級代表に面会して手渡した。小溝氏は会合に出席した非政府組織(NGO)の代表者たちとも懇談した。

(2013年9月28日朝刊掲載)

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