×

ニュース

米軍機騒音被害 26日意見交換会 オンライン 自治体連携

 廿日市市、三次市、北広島町、安芸太田町は26日、米軍機の飛行訓練による騒音被害についてオンライン意見交換会を開く。米軍再編により空母艦載機約60機が米軍岩国基地(岩国市)に移駐した2018年以降、騒音被害が増えており、周辺自治体が連携して対策を考える。

 4市町の副市長、副町長たちが出席し、それぞれの騒音被害について情報を交換。国を通じた米軍側への要請なども検討する。4市町は米軍の訓練空域にあり、中国山地を横断するとされる「ブラウンルート」と、西中国山地の「エリア567」にかかっている。

 廿日市市では21年度、市内3カ所で測定した70デシベル以上の騒音被害が昨年12月26日までに計856回あり、20年度の1018回を上回るペースで推移している。意見交換会の開催を呼び掛けた松本太郎市長は「世界遺産の島・宮島や吉和地域で騒音被害が増えている。国に対する何らかの要請が必要だ」としている。

(2022年1月21日朝刊掲載)

年別アーカイブ