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島根県竹島資料室に研修スペース確保 島根知事が方針

 日韓両国が領有権を主張する島根県の竹島(韓国名・独島(トクト))に関する資料を展示している島根県竹島資料室について、溝口善兵衛知事は27日、団体客の研修スペースを確保する考えを示した。

 県議会定例会の一般質問で答弁した。資料室は事務室を含め約90平方メートルで、展示室は20人の収容が限度。来場者が解説を希望すれば展示室で応じるが、その間ほかの来場者が展示を見られなくなる。学校の学習で来た場合も1学級40人を2班に分けて対応している。

 溝口知事は「団体客の解説希望が多く、研修ができる広いスペース確保を検討したい」とした。来春をめどに資料室のある県庁第3庁舎内にスペースを準備したい考えだ。

 資料室は、昨年8月の韓国・李明博(イミョンバク)前大統領の竹島上陸で関心が高まり、来場者が急増。2011年度の1531人に対し、12年度は4864人、13年度も8月末までに3129人が訪れている。

(2013年9月28日朝刊掲載)

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