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おおすみ トンガへ出航 海自呉基地 国際緊急援助活動へ

 海上自衛隊の輸送艦おおすみが24日、大規模噴火と津波に見舞われたトンガへの国際緊急援助活動のため、母港とする呉基地(呉市)を出港した。4日間かけて飲料水6万リットルなどの支援物資や資機材を搬入。現地には約2週間後に到着する見通し。

 この日は早朝から、国際協力機構(JICA)提供の高圧洗浄機やスコップ、ポリタンクなどを積み込んだ。午後2時10分、園田直紀呉地方総監ら約40人に見送られて出港。統合任務部隊指揮官を務める第1輸送隊司令の松味利紀1等海佐は「ニーズに沿った柔軟な部隊運用を心掛けていく」とコメントした。

 陸自隊員を含む約300人が乗船。上陸には搭載した大型輸送ヘリコプターCH47と水陸両用のエアクッション艇(LCAC)を使う。活動期間は未定。国際緊急援助活動によるおおすみの派遣は、2013年に台風被害を受けたフィリピン以来。(上木崇達)

(2022年1月25日朝刊掲載)

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