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　中国四国防衛局は１日、山口県と岩国市に対し、１０月下旬に高知県である日米共同訓練に、米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）の垂直離着陸輸送機ＭＶ２２オスプレイ２機が参加すると連絡した。

　防衛省が９月上旬に訓練の実施を発表したのを受け、県が訓練に参加するオスプレイの数や日程を照会していた。県岩国基地対策室は「通常の訓練の範囲内」と解釈している。

　オスプレイは７～１８日に滋賀県である戦時想定訓練にも参加の見通し。県はその際も給油などで岩国基地が使われる可能性があるとみて、国に飛行ルートなどの情報提供を求めている。

　高知県での訓練は、南海トラフ巨大地震を想定。オスプレイが海上で被災者を捜索し、海上自衛隊の護衛艦で応急治療した患者を岩国基地へ搬送したり、岩国基地から自衛隊員を現地に運んだりする訓練を予定している。（村田拓也、大村隆）

（２０１３年１０月２日朝刊掲載）