騒音予測図 再考求める 山口県 海自岩国部隊が残留時
13年10月2日
山口県は1日、在日米軍再編計画の一環で神奈川県に移転する予定だった海上自衛隊岩国基地(岩国市)の部隊が残留した場合、防衛省が2006年にまとめた岩国基地周辺の騒音予測図の見直しを求める考えを示した。
予測図は、当時の岩国基地での航空機の離着陸数をベースに、米海軍厚木基地(神奈川県)からの空母艦載機59機の受け入れや海自航空機17機の海自厚木基地(同)への転出などを加味してできた。
防衛省はこのうち、移転で日米合意していた岩国基地の海自部隊について、岩国市の要望で残留させる方針。3日に東京である日米外交・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)で合意を目指している。
これを受け、山口県岩国基地対策室の磯村昭二室次長は1日の県議会総務企画委員会で「残留で周辺住民の生活環境が悪化するのかどうか、関係資料の提供を国に求める」と述べた。県は防衛省に予測図見直しを求め、騒音の変化を見極める。(村田拓也)
(2013年10月2日朝刊掲載)
予測図は、当時の岩国基地での航空機の離着陸数をベースに、米海軍厚木基地(神奈川県)からの空母艦載機59機の受け入れや海自航空機17機の海自厚木基地(同)への転出などを加味してできた。
防衛省はこのうち、移転で日米合意していた岩国基地の海自部隊について、岩国市の要望で残留させる方針。3日に東京である日米外交・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)で合意を目指している。
これを受け、山口県岩国基地対策室の磯村昭二室次長は1日の県議会総務企画委員会で「残留で周辺住民の生活環境が悪化するのかどうか、関係資料の提供を国に求める」と述べた。県は防衛省に予測図見直しを求め、騒音の変化を見極める。(村田拓也)
(2013年10月2日朝刊掲載)