NPT会議 「開催早期に」 林外相
22年1月31日
林芳正外相(山口3区)は28日の記者会見で、8月に再延期された核拡散防止条約(NPT)再検討会議を今春に欧州で開く方向で検討が始まったことについて「可能な限り早期にしかるべき形で開催され、意義ある成果を収めることが重要だ」と述べた。
米ニューヨークで予定されていた再検討会議は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、これまで4度延期。核軍縮議論の停滞が懸念される中、議長候補のスラウビネン氏(アルゼンチン)が欧州各国と開催可能な日程や会場の確保について調整に入った。
林氏は21日の日米共同声明が早期開催の意義を訴えていることも念頭に「引き続きしっかり取り組んでいく」と強調する一方、具体的な時期などについては「(条約の)締約国間で議論が行われており、現時点ではまだ決まっていない」と述べるにとどめた。
(2022年1月29日朝刊掲載)
米ニューヨークで予定されていた再検討会議は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、これまで4度延期。核軍縮議論の停滞が懸念される中、議長候補のスラウビネン氏(アルゼンチン)が欧州各国と開催可能な日程や会場の確保について調整に入った。
林氏は21日の日米共同声明が早期開催の意義を訴えていることも念頭に「引き続きしっかり取り組んでいく」と強調する一方、具体的な時期などについては「(条約の)締約国間で議論が行われており、現時点ではまだ決まっていない」と述べるにとどめた。
(2022年1月29日朝刊掲載)