平和願う火、「永遠の火」と融合 広島・長崎で採火 米キング牧師墓地に
22年1月31日
米公民権運動を率いたキング牧師の誕生日である1月15日に合わせ、ジョージア州アトランタの墓地近くで燃え続けている「永遠の火」と、平和記念公園(広島市中区)の「平和の灯(ともしび)」などから事前に採火して運んだ火を「融合」するセレモニーが現地であった。
NPO法人ピースカルチャービレッジ(三次市)代表で米国出身のスティーブン・リーパーさん(74)がNPO法人アースキャラバン(京都市)と企画した。リーパーさんたちが見守る中、ろうそくにともした「永遠の火」をランタンで運んだ「平和の灯」や爆心地公園(長崎市)近くの「誓いの火」を合わせた炎に近づけ、一つにした。
アースキャラバンが主催する「希望の火プロジェクト」の一環。リーパーさんは「キング牧師が提唱した『愛の共同体』と、私が広島で学んだ平和文化は共通する。平和を願う火の力が増したように感じた」と振り返った。(桑島美帆)
(2022年1月31日朝刊掲載)
NPO法人ピースカルチャービレッジ(三次市)代表で米国出身のスティーブン・リーパーさん(74)がNPO法人アースキャラバン(京都市)と企画した。リーパーさんたちが見守る中、ろうそくにともした「永遠の火」をランタンで運んだ「平和の灯」や爆心地公園(長崎市)近くの「誓いの火」を合わせた炎に近づけ、一つにした。
アースキャラバンが主催する「希望の火プロジェクト」の一環。リーパーさんは「キング牧師が提唱した『愛の共同体』と、私が広島で学んだ平和文化は共通する。平和を願う火の力が増したように感じた」と振り返った。(桑島美帆)
(2022年1月31日朝刊掲載)