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連載・特集

広島世界平和ミッション インド編 非暴力の行方 <9> 懸け橋

 インドで交流を重ねるうち、平和ミッション第五陣メンバーは、若い世代への働きかけの重要性を痛感した。十日余りの滞在中、大学や大学院など計九校に出かけ、平和授業やセミナーを開いた。被爆体験を語り、パキスタンを「敵国」とみなす学生たちに「憎しみではなく和解を」と訴えた。中部のワルダでは、メンバーがインドに続いてパキスタンを訪問すると知った学生たちが、パキスタンの若者たちへメッセージをしたため一行に託した。若者たちの平和への思いを抱え、パキスタンに向かった。

(2005年3月26日朝刊掲載)

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