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国連総会で「核廃絶を」 広島県原水協・県被団協 古田さん派遣

 広島県原水協と広島県被団協(金子一士理事長)は2日、米ニューヨークで4日開幕する国連総会第1委員会(軍縮)に、広島の被爆2世で県被団協副理事長の古田光恵さん(66)=広島市南区=を派遣すると発表した。日本原水協の代表団の一員として、核兵器廃絶を各国代表に働き掛ける。

 派遣期間は6~14日。会議を傍聴し、核兵器禁止条約の実現を求める約35万人分の署名を国連関係者に届ける。各国政府や平和団体の代表とも懇談を予定する。

 父が被爆者の古田さんは、民間企業を定年退職した2006年から、原爆犠牲者の碑巡りガイドなどの活動を続ける。渡米を前に2日、市役所で会見し「父は生前、被爆の惨状をよく話してくれた。できるだけ多くの人に原爆の悲惨さを伝える」と話した。

 核兵器の非人道性を訴える国際社会のうねりが生まれている中、古田さんは「日本政府は被爆国として国連での議論でリーダーシップを発揮してほしい」と期待する。(田中美千子)

(2013年10月3日朝刊掲載)

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