「ヒロシマ旅」 親子へPR 首都圏の主婦ら 広島市サイトを制作 「記憶に残る」 体験・学び提案
22年2月4日
ウェブ制作の専門スクール「デジタルハリウッド」(東京)で学ぶ女性たちが、広島市のウェブサイト「ピースツーリズム」の特設ページを制作した。首都圏の親子連れをターゲットに、被爆地の観光情報を広く発信する。(湯浅梨奈)
同校の「主婦・ママクラス」受講生13人が制作した候補作の中から、市観光プロモーション担当が4作品を選び公開した。見どころを網羅したマップのほか、平和記念公園のガイドや被爆体験講話の申し込みを受け付ける団体の連絡先を明記。被爆前と被爆直後の市内の写真を集めた中国新聞のウェブサイト「ヒロシマの空白」も紹介している。
横浜市の主婦見島江利子さん(47)は、「子どもが行ってみたくなる」をテーマに、ポップなイラストや色でページをデザインした。お好み焼き作りなど、楽しい体験イベントの情報もある。「子どもの頃の平和学習は記憶に残る。まずは親子で興味を持つ入り口にしてほしい」と話す。
市は国内外からの観光客に向けて、被爆建物などを巡る「ピースツーリズム」を提唱。2018年にウェブサイトを公開した。新型コロナウイルス禍で外国人観光客が激減し、サイト閲覧も伸び悩む中、国内の子育て世代にアプローチしようと特設サイトを公開した。
広島市出身の同校講師で、若い世代の被爆体験継承活動に取り組む久保田涼子さん(39)が協力。「県外のママたちが客観的な視点から広島の魅力や平和を伝えている。デザインも素晴らしい」と評価する。https://peace‐tourism.com/
(2022年2月3日朝刊掲載)
同校の「主婦・ママクラス」受講生13人が制作した候補作の中から、市観光プロモーション担当が4作品を選び公開した。見どころを網羅したマップのほか、平和記念公園のガイドや被爆体験講話の申し込みを受け付ける団体の連絡先を明記。被爆前と被爆直後の市内の写真を集めた中国新聞のウェブサイト「ヒロシマの空白」も紹介している。
横浜市の主婦見島江利子さん(47)は、「子どもが行ってみたくなる」をテーマに、ポップなイラストや色でページをデザインした。お好み焼き作りなど、楽しい体験イベントの情報もある。「子どもの頃の平和学習は記憶に残る。まずは親子で興味を持つ入り口にしてほしい」と話す。
市は国内外からの観光客に向けて、被爆建物などを巡る「ピースツーリズム」を提唱。2018年にウェブサイトを公開した。新型コロナウイルス禍で外国人観光客が激減し、サイト閲覧も伸び悩む中、国内の子育て世代にアプローチしようと特設サイトを公開した。
広島市出身の同校講師で、若い世代の被爆体験継承活動に取り組む久保田涼子さん(39)が協力。「県外のママたちが客観的な視点から広島の魅力や平和を伝えている。デザインも素晴らしい」と評価する。https://peace‐tourism.com/
(2022年2月3日朝刊掲載)