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連載・特集

広島世界平和ミッション パキスタン編 希望の灯 <2> 反核医師

 医師の立場から核兵器廃絶を訴える「核戦争防止国際医師会議(IPPNW)」。そのパキスタン支部は「平和と開発のためのパキスタン医師会(PDPD)」と名前を変えていた。「核戦争防止」が「反核」「反国家」とみなされ、活動が困難だからだ。平和ミッション第五陣メンバーはカラチで、医師らが主催した健康マラソンに参加した後、PDPD会長のティプ・スルタンさん(59)と意見交換。軍部が政権を握るこの国で、平和や核兵器反対を訴える難しさを知った。

(2005年4月12日朝刊掲載)

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