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連載・特集

広島世界平和ミッション パキスタン編 希望の灯 <4> 核保有是認

 平和ミッション第五陣メンバーはパキスタン各地で、市民集会などに参加して原爆被害の実態を伝えた。一行が核兵器廃絶を訴えると、日本の外交姿勢などを引き合いに、平和運動の在り方や核抑止論、廃絶の方法をめぐって、激しい議論になることもあった。集会参加者の多くは、核問題や平和運動に関心を寄せる人たちだが、自国の核兵器廃絶については「インドや核超大国の米国が手放すのが先。そうでないと防衛上無理だ」と本音を吐露する人もいた。

(2005年4月14日朝刊掲載)

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