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連載・特集

広島世界平和ミッション 米国編 第1部 アフター9・11 <3> 崩壊現場

 米中枢同時テロとは何だったのか。平和ミッション第六陣メンバーは四月下旬、手がかりを探してニューヨークの現場を訪ねた。世界貿易センタービルの崩壊と同時に崩れた米国の安全神話。跡地には世界一の超高層ビルの建設が始まっている。メンバーは金網越しに手を合わせ、約三千人の犠牲者の安らかな眠りを祈り、ノートルダム清心中(広島市西区)の一年生から預かった折り鶴をささげた。その後、遺族とともに向かいのビルの一室へ。遺族専用のその部屋で、強い衝撃を受ける。

(2005年6月1日朝刊掲載)

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