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被災地に癒やしの音色 広島東南RC ピアノ4台贈る

 広島市中区の広島東南ロータリークラブ(RC)は、東日本大震災に見舞われた宮城県内の保育所と高齢者福祉施設にピアノ計4台を贈る。メンバーが家庭にあったものを提供した。7日は同区のホテルでピアノを送り出す会を開いた。

 仙台南RCの紹介で、仙台、気仙沼、登米の3市の保育所計3カ所、塩釜市の高齢者福祉施設1カ所に贈る。寄贈は、広島東南RCの奉仕プロジェクト委員長要田昭治さん(71)が提案。メンバーの家庭にあったピアノを集めた。修理や運送に掛かる費用約85万円はメンバーの寄付や基金の一部で賄う。

 この日の会では、送り出すピアノの伴奏で、メンバー65人が復興支援ソング「花は咲く」を合唱した。

 6人はピアノが着く17、18の両日、現地を訪問。被爆イチョウの苗木、8月6日に平和記念公園(中区)で集めた約400人分の激励メッセージを届ける。同RCの大浜紘三会長(71)は「被災者の心の復興を助けたい」と願っていた。(小笠原芳)

(2013年10月8日朝刊掲載)

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