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中電の社内研修 マンネリ化指摘 原子力有識者会議

 中国電力は7日、島根原子力発電所(松江市鹿島町)での点検不備問題を受けて設置した原子力安全文化有識者会議を同市内のホテルで開いた。委員からは、安全意識向上に向けた社内研修のマンネリ化を指摘する意見などが出た。

 地元自治会長や研究者たち社外の委員9人が出席した。中電は、他社の事故事例などを職場で議論する「話し合い研修」などの取り組みや、防波壁など安全対策の実施状況も説明した。

 委員からは「同じ職場のメンバーで議論を続けても新しい意見は出ない」「住民に安全対策を分かりやすく伝える努力を」などの指摘があった。来年3月に運転40年を迎える1号機の廃炉を主張する意見も出た。

(2013年10月8日朝刊掲載)

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