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連載・特集

広島世界平和ミッション 米国編 第2部 反核の輪 <5> 異例の決議

 ニューメキシコ州のサンタフェ市議会は四月中旬、自国政府に核兵器関連施設の新設禁止、核廃絶への積極的な取り組みなどを求める決議を採択した=写真。審議を傍聴席から見守った平和ミッション第六陣メンバーと地元の反核市民団体の人たちは快挙に肩を抱き合った。決議案を提案したミゲル・チャベス議員(50)は「広島の人々の応援は大きな力になった」と感謝。核産業への依存度の高い同州だが、州都での決議をきっかけに近隣自治体へも反核の波が広がりそうだ。

(2005年6月14日朝刊掲載)

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