×

ニュース

広島で「食と農の映画祭」 原発・再生エネもテーマ 22~28日 2年ぶり

 自然や環境をテーマにした作品を集めた「食と農の映画祭2022inひろしま」が22~28日、広島市西区の横川シネマである。広島県内初公開を含め、国内外の10作品を連日5作品ずつ上映。新型コロナウイルスの影響で2年ぶりの開催となった今回は、監督らのトークイベントを復活させる。

 県内初公開の「ふくしま原発はじまり物語『峠』」は、まち物語制作委員会(西区)が制作したアニメーション。広島への原爆投下から福島第1原発事故まで、核を巡る国内の動きを福島生まれの原発事故被災者の視点で追いかける。23、25日の上映前後に、同委員会代表理事で脚本と作画を担った紙芝居作家福本英伸さんが登壇する。

 原発に代わる再生可能エネルギーの実践を探るドキュメンタリー「ヴェンデ 光と水のエネルギー」も県内初公開。24日の上映後に高垣博也監督のトーク動画を流す。

 北広島町大朝の記録映像作家青原さとしさんが盆灯籠の手仕事を30年がかりで追った「あさがお灯籠」も上映。28日の上映前、僧侶でもある青原さんが登壇。東日本大震災被災地の福島県沿岸部で記録映画を手掛けた経験などを語る。

 チケットは1作品1300円(前売り千円)。5枚回数券4500円、フリーパス券7千円はいずれも前売りのみ。実行委員会事務局☎082(285)8165。(木原由維)

(2022年2月19日朝刊掲載)

年別アーカイブ