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連載・特集

広島世界平和ミッション 米国編 第3部 歴史へのまなざし <3> 投下の是非

 広島に落とされた原爆「リトル・ボーイ」の模型製造、爆撃機「エノラ・ゲイ」の復元展示…。平和ミッション第六陣メンバーは、原爆投下を「輝かしい業績」として歴史にとどめようとする動きに、米国各地で触れた。原爆投下を正当化する声は、メンバーが想像する以上に根強かった。そんな中、米原子力規制委員会の歴史専門職員で、トルーマン大統領が原爆投下の決断を下すまでの経緯を著書にまとめたサミュエル・ウォーカーさん(59)と首都ワシントンで会い、意見を交わした。

(2005年6月22日朝刊掲載)

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