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欧州での訴え、岸田外相に成果報告 高校生平和大使

 スイス・ジュネーブの国連欧州本部で核兵器廃絶を訴えた高校生平和大使が11日、外務省を訪れ、岸田文雄外相(広島1区)に欧州訪問の成果などを報告した。

 広島大付属高1年の小桜智穂さん(15)=広島市安佐南区=たち高校生7人が訪問。欧州本部でのスピーチや全国各地で集めた核兵器廃絶を求める19万5704人分の署名提出の様子を、写真を使って紹介した。小桜さんは「被爆者の高齢化が進む中で、世界の人が思いを受け継ぐよう訴えた」と振り返った。

 高校生平和大使は、核兵器の悲惨さなどを訴える若い世代を外務省が後押しする「ユース非核特使」制度の第1号。岸田氏は「皆さんの活動を頼もしく思っている。経験を生かし、今後も頑張ってほしい」と激励した。(藤村潤平)

(2013年10月12日朝刊掲載)

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