×

ニュース

戦時下の惨状をパネルや実物で 東広島「原爆と戦争展」

 原爆や戦争の被害について伝える「原爆と戦争展」が、東広島市西条栄町の芸術文化ホールくららで開かれている。被爆直後の広島の惨状や、焼け跡でイモや野菜を育てた生活などを図版入りで解説したパネル90点が並ぶ。28日まで。

 寄せ書きした日の丸や兵士の無事を祈る千人針など、実物資料に触れられるコーナーもある。家族と訪れた東広島市の三ツ城小3年中野智瑛(ともあき)さん(9)は「食べ物がなくても何とか生きようと工夫していた人々の生活を知った」と話していた。

 「原爆と峠三吉の詩」原爆展を成功させる広島の会(広島市中区)などが主催。27日の午前10時と午後1時から、被爆者による証言会も開かれる。

(2022年2月25日朝刊掲載)

年別アーカイブ