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核兵器不使用声明 賛同の方針を広島知事歓迎

 広島県の湯崎英彦知事は15日の記者会見で、国連を舞台に有志国がまとめる核兵器の非人道性と不使用を訴える共同声明に日本政府が賛同する方針を表明したことを「歓迎したい」と述べた。

 湯崎知事は「唯一の被爆国が賛同し、核兵器廃絶を推し進める意味は大きい」と強調。過去の同様の声明に賛同しなかった日本政府に、「これを契機にリーダーシップを発揮してほしい」と求めた。

 声明は、米国の核抑止力に安全保障政策を依存する日本の立場も踏まえた文言に修正されたとみられ、米ニューヨークで開会中の国連総会第1委員会で17日(現地時間)以降に公表される。湯崎知事は「核兵器廃絶の機運を後押しすることが大事。一歩でも前進していくことを評価したい」と語った。

(2013年10月16日朝刊掲載)

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