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攻撃停止と撤退 露に求める決議 山口県議会

 山口県議会(定数47)は28日、同日開会した定例会の本会議でロシアのウクライナへの軍事侵攻に抗議する決議案を全会一致で可決した。即時の攻撃停止と完全撤退を強く求めている。

 決議文ではロシアの侵攻を「国際社会の平和と安全を著しく損ない、戦後、築き上げられてきた国際秩序の根幹を揺るがす暴挙だ」と非難する。日本政府に対してはウクライナ在留邦人の安全の確保に全力を尽くし、国際社会と連携した制裁措置を含む迅速で厳格な対応を強く要請している。

 議決案は議会運営委員会に所属する6会派13人の県議が提出した。柳居俊学議長は「国際社会、ひいてはわが国の平和と秩序、安全を脅かし、明らかに国連憲章に違反する行為。断じて容認できない」とした。

 ロシアの侵攻を巡っては村岡嗣政知事も2月25日に「極めて遺憾」と発言している。

(2022年3月1日朝刊掲載)

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