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秘密法反対 ネット結成 広島で集会

 日本ジャーナリスト会議広島支部など広島県内の個人や団体が15日、特定秘密保護法案に反対する団体「STOP!国家秘密法 広島ネットワーク」を結成した。

 広島市中区での結成集会には約100人が参加。広島弁護士会対策プロジェクトチーム幹事の尾山慎太郎弁護士が、機密を漏らした公務員たちへの罰則強化を盛り込んだ同法案の問題点を講演した。

 尾山弁護士は特定秘密の範囲があいまいで妥当性をチェックする仕組みもないと指摘。公務員の内部告発や報道機関の取材、情報公開が萎縮する恐れがあり、「知る権利が侵害される」と訴えた。

 集会では、地元選出の国会議員に法案反対の嘆願書を送るよう市民に呼び掛ける活動方針を確認。「人権と民主主義を破壊する悪法の成立阻止へ全力を尽くす」とする集会アピールを採択した。

(2013年10月16日朝刊掲載)

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