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核兵器で威嚇 露に抗議 広島県原水協や県被団協

 広島県原水協や県被団協(佐久間邦彦理事長)は2日、広島市中区でロシアによるウクライナ侵攻や、核兵器の使用を示唆するプーチン大統領の発言に抗議する街頭活動をした。

 約130人が参加。八丁堀交差点で「ウクライナに平和を 核兵器による威嚇反対」「ロシア軍はウクライナから撤退せよ」などと書いたプラカードや横断幕を掲げた。マイクを握った被爆2世の無職村上厚子さん(66)=東区=は「核兵器の使用もあり得るとのロシアの脅迫は許せない。被爆地から声を上げ、絶対に使われることがないようにしよう」と訴えた。

 佐久間理事長(77)は「核兵器による威嚇は、国際法違反で怒りを持って抗議する」と強調。「ロシアの侵攻は、ウクライナの主権を侵す行為で多くの犠牲者も出ている。ロシア軍は即刻撤退し、話し合いで解決すべきだ」と憤りの声を上げた。(余村泰樹)

(2022年3月3日朝刊掲載)

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