被爆校舎壁で惨禍を追体験 本川小でワークショップ 広島市
13年10月17日
広島市中区の本川小の6年生53人が16日、校内に平和資料館として残る被爆校舎の外壁の凹凸などを紙に写し取り、原爆の惨禍を追体験するワークショップに取り組んだ。
ヒロシマを題材に創作活動を続ける美術家岡部昌生さん(71)=北海道北広島市=が、「フロッタージュ」(擦り取り)の技法を指導。「手に残った感触を紙に記録してほしい」と呼び掛けた。
児童は、熱線を浴びた外壁や焼けた地下室の壁の傷痕が残る箇所に画用紙やはがきを当て、鉛筆で上からこすって模様を浮かび上がらせた。
西村聖さん(11)は「見慣れた建物だけど初めて触れた。ごつごつしていて、熱でいろんな物が壊れた様子を想像しながら手を動かした」と話していた。
作品は、表題やメッセージを付けて資料館に約1カ月間展示。一般にも公開する。(馬場洋太)
(2013年10月17日朝刊掲載)
ヒロシマを題材に創作活動を続ける美術家岡部昌生さん(71)=北海道北広島市=が、「フロッタージュ」(擦り取り)の技法を指導。「手に残った感触を紙に記録してほしい」と呼び掛けた。
児童は、熱線を浴びた外壁や焼けた地下室の壁の傷痕が残る箇所に画用紙やはがきを当て、鉛筆で上からこすって模様を浮かび上がらせた。
西村聖さん(11)は「見慣れた建物だけど初めて触れた。ごつごつしていて、熱でいろんな物が壊れた様子を想像しながら手を動かした」と話していた。
作品は、表題やメッセージを付けて資料館に約1カ月間展示。一般にも公開する。(馬場洋太)
(2013年10月17日朝刊掲載)