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ウクライナの子へ募金 広島文化学園大生ら 支援広がり期待

 広島文化学園大(広島市安佐南区)の学生や教員の有志が、ロシア軍の侵攻を受けたウクライナの子どもたちの力になろうと、実行委員会をつくり募金を始めた。「危機にある子どもたちの生活を支えたい」。クリスマスカードの交換やオンラインの対話を通じて現地と交流してきたメンバーは支援の広がりを期待している。(高本友子)

 実行委は学芸学部子ども学科の学生たち約40人で結成。3日には大学に集まりニュースを気に掛けながら、寄付者にお礼として贈る折り鶴をウクライナ国旗と同じ青と黄の紙で作った。2年長谷倖希さん(20)は子どもたちのカードを見つめ「今できることをしなければ。無事でいてほしい」と願った。

 西部の都市ジトーミルの学校関係者と親交のある同学科講師の伊藤駿さん(29)が中心となり、2020年から交流。ロシア軍の侵攻前の2月中旬にはオンラインで現地の専門学校生と祭りやアニメなど互いの文化を語り合ったばかりだった。伊藤さんは「ロシア軍の爆撃で建物が消し飛んだというようなメールも届く。市民の生活が脅かされている」と支援を訴えた。

 個人は千円から、法人は1万円から。今月末を締めとし、現地の支援団体に送る予定。グーグルフォームにメールアドレスや名前を入力して申し込み、実行委指定の銀行口座に振り込む。活動はインスタグラムで公開する。アカウント名は@hbg_child

 申し込み用フォームはhttps://forms.gle/AdDZ8vrGreUHovE39

(2022年3月5日朝刊掲載)

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