×

ニュース

島根原発稼働判断 安全審査申請前 3市への説明も 中電副社長

 中国電力の小畑博文副社長は17日、島根原子力発電所の再稼働に向けた安全審査で、原発30キロ圏にある出雲、雲南、安来の3市に対しても、審査の申請前に説明をする可能性に言及した。

 東京都内で会見した小畑副社長は、事前の説明について「松江市だけでなく幅広く考える必要はある。周辺の自治体の意向を踏まえて対応する」とした。申請前に地元の事前了解を得るよう求める島根県の方針については「適切に対応する」と述べた。

 中電は島根原発2、3号機の申請準備を進めており、2号機は年内に申請する見通し。小畑副社長は「(原子力規制委員会が審査中の他の原発で)論点がいろいろ出ている。それを踏まえ、申請書を作りたい」と話したが、具体的な申請時期は示さなかった。

(2013年10月18日朝刊掲載)

年別アーカイブ