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ウクライナ 飲んで支援 鳥取・北条ワイン醸造所 売り上げの一部 義援金に

 北条ワイン醸造所(鳥取県北栄町)は、ロシアの侵攻を受けたウクライナを支援しようと「義援金ワイン」を発売した。北条砂丘で栽培するブドウが原料の赤と白(各720ミリリットル)をそれぞれ3千円で販売し、うち千円を在日ウクライナ大使館に寄付する。

 1944年創業と中国地方で最も歴史のあるワインメーカーの3代目、山田和弘専務(45)の妻は、ウクライナ出身のピロゴバ・マリーナさん(36)。首都キエフの南東約400キロに位置する古里カーミヤンシケに両親と弟がいる。山田専務は「スタッフが『ワインを通じて支援を』と提案してくれた」と話す。

 ピロゴバさんの弟が3年前に町を訪れ、収穫を手伝ってもらった時期のシャルドネ、マスカット・ベリーAが原料のワインを選び、ウクライナ国旗をイメージした色のラベルを貼った。31日まで自社のホームページと直売所で販売する。(小畑浩)

(2022年3月9日朝刊掲載)

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